「もしも」に備える社会保険

人生100年時代といわれていますが、「いつ」「どのような」リスクに遭遇するのかは予測することは不可能です。しかし、事前に備えておけばいざという時に安心できます。当サイトでは、もしもの時に備えるための制度である「社会保険」の重要性や加入条件について詳しくお伝えします。

社会保険完備なら安心して働ける

職場環境の見極めにも役立つ!

正しく理解している?

「社会保険完備」という言葉を求人票で見かけたこともあるのではないでしょうか。しかし、具体的にどのようなことを指しているのか、意味を理解しないまま応募している人も少なくありません。「社会保険完備」とはどのような状態なのかを詳しく説明していきます。

「社会保険完備」とは

社会保険のうち、病気やケガなどの医療費を保障する「健康保険」、高齢や障害などで収入がなくなった際に給付される「年金保険」、失業した後に再就職先が見つかるまでの一定期間、失業給付金を受け取るための保険である「雇用保険」、業務中や通勤中に事故やケガなどが起きた際、従業員やその遺族のために必要な保険給付を行う「労災保険」の4つに加入できる状態のことです。
ただし、この4種類が完備されていてもすべての従業員が加入できるわけではありません。パートやアルバイトなどの非正規雇用は、労災保険以外の保険加入については一定の条件を満たさなければ加入できないからです。労働日数や雇用期間によって加入できる保険が異なるため、事前に確認しておきましょう。

メリットとデメリット

メリットは厚生年金に加入できることでしょう。保険料も事業所が半額負担してくれるため、自己負担額が少なくなる上、将来受け取れる年金額も上乗せされます。ただし、保険料を支払う分、毎月の手取り額が少なくなってしまうため、保険料が給与から天引きされ手取り額が少なくなることに大きなデメリットを感じている人も少なくありません。
しかし、社会保険に加入していた方が保障内容が手厚く、実質かかる負担が安く済む場合もあります。保障内容を考えると加入した方が良いでしょう。

安心して働ける

デメリットがあるとはいえ、メリットの方が多いため加入していた方がお得です。専門用語も多くわかりにくいと思うかもしれませんが、当サイトで紹介しているような基本的な知識を押さえておけば大丈夫です。「社会保険完備」は職場の環境が優良かどうかを図るバロメーターにもなります。なぜなら「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」「労災保険」の4種類が完備されているかどうかは事業所によって異なり、すべての保険に加入できるところもあれば、一部の保険には加入できないところもあるからです。
求人を探す際は給与や仕事内容、勤務時間や通勤時間などについては注意深く確認しますが、社会保険が完備されているかどうかをしっかりチェックしている人はそれほど多くありません。しかし、保障のことを考えると見逃せない項目です。必ず確認しましょう。

今の職場は大丈夫?