介護職の転職で失敗しないためのポイント

「時間について」

まずは勤務時間や休憩時間、休日を確認しましょう。8時間労働の場合は休憩時間を1時間とするのが一般的ですが、変形労働時間制を採用している施設や事業所も多く勤務時間や休憩時間が一般企業とは異なる場合があります。そのため、「勤務時間が希望する時間帯の範囲内か」「子どもの学校の時間帯と合っているか」「残業はあるのか」「希望する休日が取れるか」などをチェックしておきましょう。

「通勤について」

勤務時間が希望範囲内でも職場が遠ければ通勤時間が長くなってしまうため、仕事に費やす時間が増えてしまいます。通勤時間や手段、通勤経路も確認しておきたいポイントです。
「公共交通機関が利用できるか」「本数はどれくらいか」「徒歩での移動距離はどのくらいか」などに着目してチェックしていくといいでしょう。

「仕事内容について」

介護職は高齢者や障がい者の介護が主な仕事です。利用者の状態に合わせて必要な介護を行うため、勤務する施設や事業所によって仕事の内容が変わります。転職後にミスマッチを感じないためには「希望する仕事内容と合致しているか」「他に兼務する業務はあるのか」を確認しておく必要があります。

「給与について」

転職するにあたり、最も気になるのが給与です。基本給の金額や手当の種類、賞与の有無などは必ず確認しておきましょう。特に「希望の金額を超えているのか」「各種手当の内訳と詳しい金額」「賞与の金額と支給実績」「昇給の有無」は後々トラブルに発展しやすいポイントでもあります。求人情報や面接でよく確認するようにしましょう。

「キャリアアップについて」

キャリアアップを積極的に支援している職場では、資格取得をサポートしていたり、介護職員処遇改善加算を算定したりする傾向があります。これらの情報は、求人票には簡単にしか記載されていないので、実際にどのようにキャリアアップを推進しているのか、面接で質問してみましょう。

「福利厚生について」

福利厚生が充実している職場は従業員が働きやすいように取り組んでいる優良な職場である可能性が高いです。また、給与が低めでも福利厚生が充実していることでそれを補えるメリットが得られる職場もあります。求人票では退職金制度や加入できる共済などを確認し、優待や社員割引などの詳しい情報は面接で確認することをおすすめします。

「職場の人間関係について」

長く働き続けることを考えると職場の人間関係も注目しておきたいポイントです。従業員の写真やコメントが掲載されている場合はある程度予想することができますが、何も情報がないと不安を感じてしまうかもしれません。その場合は、面接で長く働いている人はどれくらいいるのかを質問してみましょう。また、機会があるようなら実際に働いている人の様子を確認することをおすすめします。